本書では、体系立った支援法の基礎的及び実践の理論を提示した上で、その体系を背景に有する、評定、変容、そして効果測定の図を提示した。支援法の道具として、明確に定義され、さらに変容力を有する図である。それらは、クライアントへの支援に苦闘する実践家の活動を強化する力となるだろう。

社会福祉事業の源流のひとつに、渋沢栄一から発する事績、意見や考え方を認めてはどうかというのが本書の主題である。社会福祉事業がわが国においていっそう評価され、従事しようとする人が増え、定着してほしいとの願いを込めた。

本書は，教育のおかれた困難な現状を意識して，教育を考える／教育の目的と目標／欧米の教育の歴史と思想／学校教育制度／教育課程／教育の方法を考える／子どもが育つ教育経営，という内容によって，教育の原理を読み解くことに努めた，新テキスト。

働く人のメンタルヘルスを支えるための心理専門職に求められるコンピテンシー(知識，技能，態度)について，それらの習得の仕方，高め方についての実践的・専門的ノウハウを提供する。日本産業ストレス学会産業心理職委員会の活動から生まれた書。

教育史の成立する基点を，ヘーゲルの哲学を軸に，デューイ，スミスの思想を絡み合わせながら考え，その上で，近代日本の教員の教育活動の史的意義を再考する。教育学の基点に立脚し，史的叙述を教育の問題に収敏させてゆく，著者にとっての総決算の書。